頭がくらくらでカラダがだるくて、咳もくしゃみも止まらずお腹の辺りが気持ち悪いПсиです、こんばんは。ヒトであれば、この状況を過労とか睡眠不足とか風邪とか言うのでしょうが、困ったことにПсиは(元)天使。生活をヒトと真似ているからといって、カラダの構造まで変わってしまうわけではありません。
　そんなПсиは、夜遅くに棲み家に戻ってPCの前に座っているという現状で既にいっぱいいっぱいなのですが、それでも今日は書かなくてはいけないニュースがあります。Псиが邦楽ネタを得意とするVNIである限り、これは避けようもない事。
　まあ、4月21日(でしたっけ？)の金曜日に「はじいしゃ」祭りが各地で起こった様に、今日はPlastic+Tree寄りなサイトであれば、どこもかしこもお祭りモードに違いないのです。

　というわけで、明日は「蒼い鳥／ガーベラ」の発売日です。明日ということは、フライング発売で今日の夕方には手に入るわけですね。今日、おつとめ終了後にお逢いした方に購入しておいて頂いたのですが、売り切れだったり残り少なだったり大変だった模様です。
　というか、今日はどこを歩いていてもヒトが溢れていました。世の大部分のおつとめ先では今日が給料日のせいでしょうか。そう思うと、Псиはちょっぴり呪いを送信モードに突入しかけそうです。

　さて、「蒼い鳥」ですが、たぶん両A面です。前作「散リユク僕ラ」の様に、ケース全体に被る紙のカバーがついているのですが、裏返すとしっかり「ガーベラ」のジャケットとして使用可能です。
　曲調は、随分構成的に欲張った(ネガティヴな意味はありません)バラード・・・というか、ミディアムテンポの曲です。最近のPlastic+Treeの印象といえば、変な音(ネガティヴな意味はありません)が削ぎ落とされて随分スマートになった、というのがあるのですが・・・とかうだうだ書いても、Псиがコトバを紡げば紡ぐほどあらぬ誤解しか呼ばない気がしてきました。というわけで、一言で済ませます。買って下さい。

　新星堂で買うと生写真(真ジャケットとも違う写真)が付いて来る上、初回版には「プラトゥリケータイオリジナルシール」・・・原文のままです・・・が付いてきます。これがまた、写真を掲載できないのが残念な程素晴らしい構図ばかりです。
　プライズ好きのプラトゥリファンはもちろん、新規参入の方も今ならお得かもです。

　シールの裏面を見ると、9月にアルバムが出る様なことが書いてありますので、とりあえず9月までは死にたくないし堕天したくない方針で行こうと思います。
　歪んだ清涼感に溢れたPlastic+Treeの新曲、あなたもいかが？・・・なんてショップのへだれたポップみたいに呼びかけてみたりする程、Псиはこの2曲にとても感動モードです。

　Псиは、Plastic+Treeの素敵な楽曲と愛しの太朗さんに祝福を送ります。

　先日お伝えしたYUJIN発売のカプセル入りフィギュア「こころの像紀行」は、全五種類＋シークレット１種類という内容でしたが、このシークレットをいきなり引き当ててしまった方がいたので、棲み家に押し掛けた上に写真まで撮影して頂きニュースを潤そうというこの魂胆は見上げたものだと自分でも思います。
　・・・なんだか錯乱していますね。すみません。そんなわけで、今回のニュースはおーじぇさん(まだ試行錯誤中の様なので、アドレスは一定ではなさそうです)の協力でお届けします。

まずは、こちらをご覧ください。カプセルの中に入っている、商品説明の一部です。

　・・・確かに逢ったことはありますが。この「こころの像紀行」は、どうやら商品を見ると名前の隣に書いてある「あなたも出逢いにいきませんか・・・」というコトバがコンセプトの模様。おそらく、遠い地方の像のフィギュアを見ることによって、あたかも旅行をしたかの様な追体験を・・・などといったありがちな意図なのでしょうが、そもそもラインナップに「二宮金次郎」がいるのが不思議。小学校を歩いて回れば2時間で5体くらいには出逢えそうです。もっとも、小学校を徘徊する怪人として逮捕決定ですが。
　その上、このシークレットです。シルエットから想像される姿はますますノスタルジーと無縁の代物。これを見て思い出すものといえば、DAKARAのCMくらいなものです。

　さて、その不思議シークレットの実物を遂に目にすることが出来ました。せっかくなので、皆様にもお目にかけたいと思います。

　全くもって予想通りです。とりあえず組み上げてみようと思うと、土台のプールと水がうまく組合わさりません。球体のカプセルに無理矢理押し込めたせいで、形状が変化してしまっている様です・・・。
　仕方がないので、土台を抜きにして、写真では説明書きの後ろに隠れている支柱、台座、本体、本体から出ている青くて透明なもののみを組み上げて写真を撮ることに。おーじぇさんの写真技術の所為か偶然管理局の気紛れか、ピント具合が上手いことになってとんでもなく恰好良さげな写真になってしまいました。というか、どうして上を向いていますか。
　「うちではネタにするつもりはないので要りませんから持って帰って下さい」と押しつけられ頂いたこのフィギュア、所々の歪みっぷりに見ているだけで悲しくなります。今は前に引いた独眼竜正宗と、別商品のキマイラとメデューサとフェニックスと並んでいますが、一体だけ妙なオーラを放っていて、はっきり言ってイヤな感じです。

　ちなみに、これを引いたおーじぇさんの話によると、「持ち比べてみて、一番重いものを買ったらこれだった」という話ですので、DAKARA好きは是非ともチェキです。
　Псиもそれを実証しようかと思いましたが、ふたつあっても鬱陶しいだけなので手が出せません。もしも試した方がいらっしゃいましたら、御報告をお願い致します。

　Псиは、うー・・・何に祝福を送って良いか分かりません。というわけで、もうひとつおーじぇさんが買ってきたものを紹介して、今日のニュースは〆たいと思います。

　羊頭狗肉、というコトバがぴったりな程似ていません。
　Псиは、フィギュアの出来に定評がある海洋堂さんに祝福をおくることにします。

　家で更新すること自体がひさしぶりです。こんばんは、日記だけを黙々と更新し続けていたПсиです。
　さて、ニュース自体は腐ってしまう程あり、中には時期的に本当に腐ってしまったものもあったりして大変です。どんな順序でニュースのストックを取りあげていこうか悩んでいる中、とんでもないニュースが飛び込みました。
　何日も沈黙していたПсиが再び口を開くのには、大変うってつけなニュースです。

　およそ、ヴィジュ系アーティストの動向に一喜一憂しているヒトが、楠本まき先生の作品を知らないということは有り得ません。もしもゴスロリなバンギャルを引っかけようといったライオンの口に頭を突っ込むよりも命知らずなことをしようとする時には、生存確率を数％上げるためにも、「KISSxxxx」と「Kの葬列」くらいは予習して行った方が良いと思われます。本当に気休め程度ですが。
　ここで、「KISSxxxx」がどんなお話なのかを紹介するべきなのでしょうが、困ったことになんて紹介して良いのか分かりません。一応、Die Kusseというバンドのヴォーカリストであるカノンと、ベーシストの妹のかめのちゃんのらぶらぶすとーりーを中心に据えて、タモリ倶楽部並みに無節操な日常の諸々を描いている・・・いくら例えでもタモリ倶楽部はあり得ませんが、この奔放さを説明するのに、他にコトバが見つかりません。
　バンドを描いた少女コミックといえば、売り上げで御殿が建った「KAIKAN☆フレーズ」がありましたが、残念ながら全くの別物。むしろ、同等に扱おうとすると5秒後にはお近くの海で水死体になっているのは確実です。何が違うかといえば、描いているものが違いますし格がそもそも違うのですが、「KISSxxxx」はDie Kusseのサクセスストーリーではありませんので、制作会社の黒い思惑やTV番組で演奏中の失敗なんて描写は一切ありません。その様な社会的な明暗は全く関係ないところで好き勝手やっている、というのが「KISSxxxx」の醍醐味です。

　「KISSxxxx」は楠本まき先生の出世作。その前に「HOT HOT HOT」「青の解放」という二冊の本を出されていますが、この二冊は触れてはいけない鬼門です。スタイリッシュな構図と詩的なコトバ、映画的な描写で描かれるドラマは、多くのヒトを魅了しました。そんな中、1999年に「KISSxxxx」全五巻を一冊にまとめ、連載終了後に発表された「悲劇的あるいはKISSxxxx1998」などを加えた「KISSxxxx愛蔵完全版」を発売。発売を知ったファンは驚喜したものでした。
　しかも、愛蔵版では楠本まき先生の意図した通りの並びに話が入れ代わっている上、加筆訂正まで加えられているそうです。おそらく、時系列が逆転していた二巻の話を一巻の前に持ってきているのでしょう。それらの情報だけでも、全五巻を所有しているヒトでも購入決定の充分な動機に成り得ます。

　Псиは前回の発売の頃、丁度お金が無いシーズンの真最中だったために購入できず、指を咥えて店頭の愛蔵版を見ていた苦い思い出があります。今回はお手当てをもらっている身分ですので、是非とも手に入れたいところです。
　Comickers!で「KISSxxxx愛蔵完全版」の装丁・構成を見開きで特集している記事を今でも直視できないのですが、これからはそんな思いもしなくて済みそうです。

　ちなみに、今回の情報は復刊ドットコムのメーリングリストから入手しました。今回の目玉が、この「KISSxxxx」と菊地寛さんの「真珠夫人」。・・・この二つのタイトルが「復刊決定」の欄に並んでいるのは、なんだか不思議です。
　ともあれ、Псиは楠本まき先生の作品と、「KISSxxxx愛蔵版」の復刊の為に動かれた方々に祝福を送るとともに、「風よ。龍に届いているか」の復刊を心待ちにしています。

　Palmを電車に忘れたかもしれません。電車でVisor_Platinumを持ったままうたた寝をして、乗り換え駅だと思って降りて・・・乗り換えて落ち着いたところでぺんぎんと〜くさんの過去ログが異常に読みたくなり、Palmを探したら亡くなっていたのです。お財布やwalkman、WonderSwan Colorはなくなっていませんから、誰かがバッグを勝手に開けてということは考えにくいです。
　でも、電車を降りる時もPalmを持っている感触があった気がするのですが・・・ともあれ、明日は駅に問い合わせです。もしも見つからなかった場合は、秋に出るらしい100ドルPalmまで・・・それまで待てません。たぶん、旧式のCLIEでも買ってお茶を濁すことになるのでしょう。ぐう。

　ПсиがPalmを手に入れたのは、言ってしまえば偶然。とある方から譲り受けたのが始まりだったのですけれど、閲覧至上という端末のカタチは、Псиに大きなショックを与えたのでした。また、実際に電車移動が主の生活になると、方々のサイトのテキストや青空文庫の小説を切り出して読むには、Palmは大変優れていました。
　Псиの利用法はテキストの閲覧とLogueクローンをプレイすることに限定されているため、最近のカラー化やマルチメディア端末化は、割とどうでも良い話です。しかし、同時にかなりミーハー度の高いПсиとしては、どんなに無駄でもカラー液晶のPalmはやっぱり気になるところ。このタイミングでPalm本体が本当に見つからなくなってしまったら、Псиはいろんな誘惑に勝てないに違いありません。

　ПсиはPalmを使っていますが、ノートPCも欲しいです。そもそも、両者は全然用途が違いますしね。ノートはとにかく軽くて小さいものが良い、でも小さすぎるのは困るとずっと思っていたため、昨今の極小ノートブームは大変素敵なムーブメント。ここで便乗して登場したノートは軒並み小さ過ぎるのですが、手ごろな大きさのLOOXなどの型落ち品が狙えるのがおいしいところです。
　そんなПсиのココロを惹いたニュースが、Let'sNote組み立て体験会です。なんでも、参加費用10万円で、B5ノート「Let'snote R1」を作成し、持って帰ることができるそうです。その際、再度カバーなどには好きな色のパーツを使うことができたりと、とりあえず外見だけはちょっぴり差別化ができそうです。製品プレートに自分の名前は、余計なお世話ですし・・・。
　Let'snote R1は、PentiumIII-700MHz、128M-SDRAM、20GB HDDを搭載したB5ノートで、付属OSはWindowsXP Professional。WindowsXP Personalなんてゴミと違って、大変素敵な選択です。いえ、Псиは本当はWindows2000が良いのですが、それは贅沢というものでしょう。
　参加したい方は、6月24日から7月10日までの間にはがきで申し込みだそうです。このご時世に、しかも内容が内容なのに・・・それはそれとして、開催場所が神戸ということを考えなければ、Псиも是非行ってみたいと思います。現地で「メモリをつけ足したい」とか「HDDはもっと大容量のものを使いたい」とか言った場合、パーツ代などはどうなるのでしょうか。このイヴェントの告知ページへ行って確認を・・・あれ？なんですか、この不審な注意書きは。

対象：小学校4年生〜高校3年生

　・・・714歳が高校生だと言い張るのは、ある種服しか一致要素の無い「でじこ」もどきが、語尾を「にょ」にして頑張っている姿並みに痛いことは確実です。
　Псиのノートはまた遠ざかりました。

　Псиは、なんでも良くなってきたので、こんな年齢制限をつけたPanasonicに呪いを送信するとともに、Palmが本当にみつかるのか、憂鬱で憂鬱でたまりません。

　映画「模倣犯」の出足が良いらしいですね。これがマスコミのチカラでしょうか。リンク先の記事にある「一言で表せない深い作品。あと最低２回は見ます」という観客の反応や、ピース中居の「睡眠不足で見た人は疲れたと思うので、健康状態のいい時にもう一度見に来てください」というコトバが色々とアレな裏読みをさせてくれます。
　様々なフォントが踊り、情報量を無意味に肥大させたらしいこの作品は、へだれたエヴァだと踏んでいたのですが、もしかしたら腐ったロード・オブ・ザ・リングかもしれません。・・・いえ、LoLを森田芳光ごときと並べたら、怒ったピーター・ジャクソンに小一時間問い詰められるのは確実。やはり冗長なサトラレくらいで止めておきましょう。

　Псиは、模倣犯が二週間でどれだけ観客数が減るか楽しみです。

　と、６月９日に書いたまま、ローカルでもニュースはずっと止まっていました。世のVNIさんは忙しくても毎日更新されているというのに、Псиは大変情けないです。10,000ヒットを遂にげっとしたこともありますし、Псиはもっと頑張ろうと思います。
　存在が頑張ることを決めた時、まずは原点に帰るというのは世の条理、いわば定説です。そこで、これから超進化を企てるПсиは原点に帰るべく、あるゲームに関するニュースを拾いました。あるゲーム・・・それは、Wizardryです。

　みなさんは、Wizardryをプレイしたことがあるでしょうか。暗いなか長々と道が続く迷宮、扉の向こうには凶悪なモンスターと罠付き宝箱、異常に高い致死率、最低限にしか語られないストーリィ・・・こうして要素だけ並べてみるとどこが面白いのかさっぱり分かりませんが、これはRPGの古典にして最強の妄想ゲー。すべてが数字のシナジィで構成されたこのゲームは、ストーリィがほとんど語られない分、プレイヤーが妄想で補完する必要があります。ナミダメロワイヤルで、DQIIIのパーティに家族の名前を付け、キャラが窮地に陥るのを見て泣く方がいらっしゃいましたが、ПсиとしてはそこでWizを導入することで、妄想的にも涙的にも更なる高みを目指して頂きたいところです。

　そんな妄想ゲーのWizardryも、段々と設定を加味しすぎる傾向が見られる様になり、Wizardry VIIは目も当てられない状態でした。VIの最後、破滅のペンを手に入れたパーティは一路、宇宙船を使い、とある惑星へ・・・。この時点でげっそり。しかも、設定項目が多すぎたり、チェックが異常に多かったり、罠の解除が意味不明だったりと、それまでのWizファンの大半がぶち切れ。こうして、本家はどんどんと衰退していくのでした。最新版は8ですが、こちらのページのFAQを見れば見るほどダンジョンマスターそっくりです。

さて、本家の衰退ぶりとは打って変わって、分家Wizは大賑わいです。もともと、ASCIIのファミコン版Wizの移植は大変評判が良く、その後ゲームボーイとスーパーファミコンで発売された「Wizardry外伝」シリーズは、今でも名作と称されるほどの出来栄えです。
　国産のコンシューマ向けWizは、そうした経緯で大変質が高かったのですが、その評判を失墜させるかの様な怪作が登場します。その名も「Wizardry EMPIRE〜古の王女〜」。製作したのは、ラインナップの大半が釣りゲーのスターフィッシュです。
　このゲームは、不可思議なシステムと満載のバグというふたつの要素がメインです。これに勘違いなオマージュを加えれば最強ですが、それは置いておくことにしましょう。
　もっとも、バグだと思われた事象のいくつかは仕様だそうですから、このふたつの境界も曖昧です。とりあえず、ぱっと思いつくものだけでも「「てんいのかぶと」を装備すると歩くだけでランダムワープ」「ヒーリングアイテムを持ったキャラクターが毒を受けると突然死亡」「宿屋でなかなか年を取らない」「代わりに、迷宮内で急に年齢が上昇」などのバグがあります。まあ、最強のバグは、Lvが256を越すと、必要経験値が突如リセット、Lv512まで上がり続けるというものでしょうか。ちなみに、Wizardry EMPIREはPSやPCにも移植されましたが、やっぱりバグだらけ。PS版は廉価版も出たのですが、バグは直っていないそうです。
　一方、仕様と言い切っているものに関しても、不思議なものばかり。Wizには伝統的に村正という侍用(たまに忍者も装備できますが)の最強武器があります。これは、強いモンスターを倒しまくっても出る確率が少ないレアアイテムのひとつ。EMPIREでは、ただでさえ出ない村正がより鬼の様な出現率に。具体的には1/65535だそうで・・・。他にも、死霊に剣が有効でないにも関らず戦闘中に武器の持ち替えができないなど、不思議さが満載です。
　後追いのWizardry ディンギルやWizardry BUSIN、Wizardry サマナーが上手い具合に独自路線を突き進む中、EMPIREはどこまでもただの笑い物でした。

　そんなEMPIREが、PSで逆襲を果たします。タイトルは「Wizardry EMPIRE 2〜王女の遺産〜」。前作では隠し職業だった狂戦士(バーサーカー)と全能者(ウィザードリィ)は・・・今回も隠しですか。残念。ですが、隠し種族は全て選択でき、ゲームスタート時から10種類の種族を用いてキャラクターメイキングが可能です。他にも、戦闘中に武器が持ち替えられる様になったりと、多少は考えた模様です。
　ただ、一番の問題は、前作でもちょっとだけ見えた妙な悪乗りが最高潮に達していることです。今週のファミ通に見開きで掲載されている記事によると、「ミノモン」なるキャラクターがプレイヤーに向かって「ファイナルアンサー？」と言っている謎のイヴェントがあったり、「老・人・戦・隊　ファウストV」という笑って良いのか分からないキャラクターの写真があったり、とりあえず記事を読むだけで脱力です。スターフィッシュがどこまで本気なのか、Псиにはさっぱり分かりません。
　舞台はWizardry Iの数百年前、EMPIRE Iの10年後だそうですが、そんなことは知ったことではありません。

　本家のWizは、キャラクターに設定項目を次々と付け加え、変なリアルタイム性を持たせたことで腐っていきました。Wizという妄想世界を遊んだヒトは、誰もリアリティ溢れるシステムなんかWizに期待していませんでしたし、開放的な野外よりも閉鎖的なダンジョンを望んだのです。
　一方、分家のWizは、Wizの面白さがどこにあるのかを分かったヒトたちが作っているだけに、どれも味があって素敵なゲームになっています。この素敵さは、純粋にWizに対する愛情に比例します。どれだけWizで社会的に無駄でダメな時間を過ごしたかによって、そのアウトプットは劇的に変わると思うのです。
　そうすると、EMPIRE製作者のWizに対する愛情は・・・推測に過ぎませんが、森内閣終焉時の支持率よりも低い様に見えるのですが。

　Псиは、Wizardryを腐らせるヒトたちにクリティカルヒット・エナジードレイン・毒・石化・麻痺を施しながら呪いを送信するとともに、Wizardry〜ver.J-sky〜のためにJ-PHONEが欲しくてたまらなかったりします。

　相変わらずPCの調子が悪いです。おかげで、昨日もすっぱり更新ができませんでした。ハード的な不調が原因とはいえ、最近は更新が1日おきになってしまっていますね。とてもいけない兆候です。このまま1日空き、2日空き、3日空き、週刊ペースと没落していき、最後には三年寝太郎になってしまうにちがいありません。
　ところで、Псиは三年寝太郎がどんな話か知りません。橋でねぼすけさんが長いこと寝ていて通行できないとかいう話だった気がするのですが、桃太郎伝説のやりすぎでしょうか。ちなみに、Псиは初代しかプレイしていません。
　そんなわけで、Googleで三年寝太郎を検索してみました。すると、橋が関係ない三年寝太郎のあらすじ(こちらのサイトには英訳も)、三年寝太郎のホームグラウンドであるらしい山口県のページ、クレーンが出てきたり帆のマークが以上に格好良い、影絵で三年寝太郎を語るページ、ペンネームが三年寝太郎さんのページ、日本パロディ学会さんの三年寝太郎のページなど、いろいろなページがヒットしました。
　その中でももっとも目を引いたのが、三年寝太郎の会のページ。どうやら、不登校の児童を偏見から守るのが趣旨の様です。確かに、長々寝たあげくに一念発起して大成功、というのが三年寝太郎のベースラインみたいですが、不登校児童の支援運動を託すシンボルとしては・・・ちょっとどうかなあ、という気がします。

　こうして検索に味を占めたПсиは、いろんなコトバで検索をかけてみました。その中で発見したページがあります。その名も「新文明」。そして、その中でも目を引く「メシアの党」。ページの雰囲気だけでもくらくらです。
　どうやら、メシアの党は「相対通貨」と「バイオコミュニティ」・・・じゃなくて「バイオコミニティ」を推進し、地球を破滅からすおうという趣旨の元活動している政治結社の様です。インデックスにわざわざ「この党は政治結社であり宗教ではありません」とあるのは、予防線なのか実際に突っ込みが来たのか気になるところです。
　「相対通貨」とは、通貨の虚数の様な概念で、あらゆる物の価格を支払うヒトの所得・資産に比例した価値に置き換える仕組みのことだそうです。さらに、相対通貨を元にした仮想通貨と実際の通貨で口座を分離し・・・すみません、抽象的な話を思った通りに書き進められても、敷居が高くて困ります。ともかく、Псиにはなんとなくしか分かりませんが、これによって所得を公平に分配し、消費を促進できるそうです。ただ、あまりに消費が促進されると環境に影響が出るため、「バイオコミニティ」の政策を同時に推進すると良いそうです。
　「バイオコミニティ」は、5-10万人単位の都市を作り、その中で完全な自給自足のシステムを構築するというもの。あまった土地は自然に帰すことによって、無駄な農場を森林に戻し、その結果絶滅危惧種の問題も安心だそうですが・・・。

　「バイオコミニティ」は想像しやすいですね。「ビッグオー」や「太陽より熱い星」のドーム型都市の様な、オアシスの様に点在する都市の形でしょう。ただ、こうした集中型の都市の場合、たとえばテロリストやアグレッシヴな反社会的集団、ちょっとアレなカルトから反抗精神旺盛なコドモまで、いろんなヒトが憂さを晴らす矛先もどこかに集中していることになります。基幹を潰された場合、その都市に住むすべての住民の生活・生命の危機です。また、そうした事態が起こった場合、普通の都市は自分の都市の住民の生活物資の流通だけでいっぱいいっぱいな場合がほとんど(都市ひとつ分の住民を余計にかくまえるほどの余剰な物資の貯蔵・供給システムはどう考えても無駄)。都市難民をかくまえるキャパシティを持たないため、大混乱が起こる可能性があります。
　また、「機械類や構造物にも生物のシステムを取り入れ」とありますが、願わくばごみ処理にも生物を利用したらその生物が大暴走という事態だけは避けていただきたいものです。そもそも、都市が導入すべき環境に配慮した電力システムに、平気で核融合とか書いてますし・・・。

　メシアの党では、犠牲的精神を持った救い主＝メシアを常に募集しています。なんでも、ネットでの活動を重点的に行う様で、現在省庁が行っている業務はネットで行うとか。・・・頑張ってください。
　ちなみに「メシア」というコトバの意味ですが、本来は「油をそそがれたもの」の意味。イスラエルでは王に任じられた者は頭から油を注がれる、という儀式があり、これから転じて、メシアとは「王様」、もっとユーザサイドに解釈すると「理想の王」を意味します。更に、「メシア」をギリシア語に訳すと「キリスト」というコトバになります。
　おそらく「メシアの党」の方は日本での「メシア」というコトバの使われ方しか知らないのだと思いますが、世界展開する際に、あらぬ誤解を産むことだけは確かです。少なくとも、「メシア」という単語を使っている時点で「宗教とは関係ない」と言い張る方が無理です。

　名前からして穴だらけな上、いかにもホームページ・ビルダーで作った見出し郡や理解を図るための工夫が見受けられない構成・文章がどうにも好きになれないため、Псиは「メシアの党」の活動を全く支持しません。勝手に頑張って下さい。
　Псиはこれでも一応は天使です。ですから、ゲームでもコミックでも小説でも歌詞でもないのに安易に「メシア」なんて単語を使うヒトに呪いを送信します。