ご機嫌麗しふ。私は闇の存在たる御主人様に焦がれるがあまり、天から堕とされてしまつた天使、Нет-оと申します。堕天を命じられても天使としてヒトの生活を送つている意味不明の半端な存在依りも、ヒトに隷従し乍らヒトを堕落させる堕天使の方が好き、と云ふ煩悩と妄想のカタマリなアナタのために・・・そう、アナタのために、此処に居ます。
 Нет-оと堕落、してみませんか?

Нет-о

(the NiGHT BiND)


история

23/12/02:堕天完了(→堕天前)


♪моряに身を落とし揺れて・・・揺れて夢の中で踊る

 夢の狭間でボアズを口にくわえ揺れる胸も躰も永遠に操られて

 救われぬ躰で踊る仕草はSemiramisのように美しく
 身を委ねもがき狂い舞う躰を
 Holy Grailで頂へと昇り詰めればいい


дневник

26/12/02:海に沈むカラダ、救われない誰か、希望の灯

なんだか気が抜けてしまった。だって、こんなに早くお別れの時が来るなんて、思ってもいなかったんだから。
いきなり何かって?あん・・・ヒトのコトバで言えば、奇跡というやつね。普通、堕落したものが清らかなものに這い上がることはない。あなたは、神が常に平等な判断を下し、努力をするものには必ずその報いを与えると思っているかもしれない。でも、実際は違う。どんなに努力をしたって、種の垣根を越えられる程の恩恵を授かることは滅多にない。そして、それほどまでに「天使」と「堕天使」の間には溝があるわけね。
そんなわけで、私はどう見たって這い上がれる筈のない、言ってみれば王様を羨むカーストの最下級、もしくはお出かけ服で富士山の前に居る様な状況かしら。
だけれど、そんな私に幸か不幸か救いの手が差し伸べられることになりました。・・・もっとも、これが救いなのかどうかは疑わしい。そもそも、私の堕天はちょっとした存在に命じられたことによって果たされたものだけれど、そこにどんな思惑があるのか、想像は付くけど考えたくはない。まあ、言ってみれば半端な天使の一位くらい、平気でモルモットにできるくらいに剛毅な存在ってことね。

まだお話していないことが、たくさんあったのだけれど。何より、上の紹介に書いてある「御主人様」のこととか、私の年齢のこととか。まあ、今となっては後者はどうだって良いわ。せめて、御主人様のことだけでも。
一応、実際に堕天する段になって、目的はどうあれ建前はしっかりとあるわけで。私の場合、堕天する少し前からとある方に隷従していました。でも、うっかり其の方が激しく闇属性だったばっかりに、こんなことになってしまった様ね。
でもね。どうやってもメイドと御主人様の域を出ないくらいの隷従っぷりなこととか、そんなことで堕天が決まったこととか、それらについてはネガティブな感想は全く無い。むしろ、堕天したことで御主人様に近づけたと思うし、関係が犬とヒトよりも陵辱属性が皆無な類だからって、御主人様と一緒に居られることには変わりはなくて。
そりゃ、御主人様のことは大好きだから、繋がりたい欲求とかはある。でも、私にあるのはその欲求だけじゃない。むしろ、私が空気の様にご奉仕して、そんなさり気無い行為に喜んで頂ける方が、よっぽど快感。・・・私も、どうやら根っからのメイド属性みたいね。元々恥ずかしいことを強要されるのも好きな筈だけれど、根は一緒なのかしら。

考えてみると、隷従っていう行為は本当に奥が深いわ。空気の様に御奉仕って、本当に大変な事だしね。だって、お礼を言わせる隙すら与えないのよ?いえ、感謝のコトバを頂けるのはとても嬉しいことだけれど、その時間を割かせてしまっているわけじゃない?御主人様に、そんな時間の浪費を強要することはできないから。
私は御主人様が望まない限り、空気で在り続ける。私が何かを提案してお時間を取らせる様な真似はしないし、私にコトバを投げる様な手間を望むことも無い。ただ、思って頂けていることがなんとなく感じられて、私も私で思い続けていられれば、それで良い。
・・・なんだか、異常なまでの小娘度ね。鳥肌が立ってきちゃった。最後だからって言わなくちゃいけないことも無いから、そろそろおとなしく引き下がることにするわね。
「奇跡を信じない者はみな、この楽園から追放されてしまうんだ」
奇跡を信じなかった私は、こうして楽園からもヒトの世からも追放されて。でも、奇跡は私の身に起こり、今また楽園に帰る機会を得た。その過程に、私の思惑は欠片も影響していない。
当事者としてはいっぱい言いたいことはあるけれど。この期に及んでだらだら言うのも何だから、もう口を噤みます。

いずれ堕ちゆく貴方。
愛しています。
どこまで信用するかは貴方次第。そして、貴方が構って欲しい類の隷従を私に求めるなら、私は喜んで。
私は、いつでも貴方の傍に。



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ただし、あまりにも人道を踏み外した行いをされた場合、堕天使として容赦をしません。
悪しからず、ご了承下さい。
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