◇Пси日記◇
(Псиの日常生活で起こった出来事をつづる日記です)

◇2003年12月◇

日記中に登場する歌詞の様なフレーズは、オリジナルと全く同じ
表記である保証はありません。
もしも日記にリンクを張られる場合は、この注意書きの直下にあるメニューのリンクを
ご利用下さい。

21:THE GAMBLER[B'z]
20:Maybe Tomorrow-II[REBECCA]
17:ぬけがら[Plastic Tree]
16:ピストル[黒夢]
15:Syunikiss〜二度目の哀悼-I[MALICE MIZER]
06:ILLUMINATI[MALICE MIZER]
05:utopia[黒夢]
04:近代的コスメ唱歌-II[cali≠gari]
03:MARIA[Gackt]
02:ギロチン[cali≠gari]
01:Sell my Soul[L'Arc-en-Ciel]

 

平成15年12月21日 ひっくり返そう。ダイス振ろう。流れを変えてやろう。

 しばらく行ってなかった仮想大宮が変わり果てていて、仮想NACK5-TOWNはかなりの品揃え+ヴィジュスペースだけで視聴盤が10枚という羨ましいばかりのスケールで、L'Arc-en-Cielの過去ヴィデオがDVD化+安く売られているのを見つけ、「heavenly films」が\1,500だあと思って\1,000の「眠りによせて」と一緒にレジへ持っていくも、店員さんと列の前の方のヒトがちょっとした論撃バトルを繰り広げており、手元のアイテムをよく見たらそもそも定価が\1,500で、L'Arc-en-Cielはそんなに過去を投売りしたいのかと途方にくれていたら実はそれは「and she said」のDVDで、その衝撃の事実が発覚した途端に頭の中でガラと雅と櫻井敦司がウィスパーヴォイスで「よ〜くかんがえよ〜」と歌い始め、昨日からいっぱい買い物をしていることもあり、結局棚に戻しましたとさ。めそめそ。
 あと、ShullaのCDも視聴できたので聴いてみましたが、2曲目が昨日のライヴで(最後の長かった曲は論外として)唯一嫌いだった「♪お〜いえ〜べ〜いべ〜」な曲だった為、結局買いませんでした。雅の「雅-galyuu-流」も結局買わず。今日はいろんな誘惑を避けています。ふふり。


 1Fのイヴェントスペースにヒトが集まっていたので、一体何があったんだろうと覗きに行きました。覗いた頃にはスタッフが撤収を始めていて、さっきまではちらほらいた水色ロリやピンクロリが跡形も無く消えていたので、一体誰が来ていたんだろうと思ったら・・・近くにあったボードによるとゲストが大島暁美さんとShullaだった様で。そういえば、さっき入ったb.p.nもBGMがShullaのCDでしたし、ПсиをShullaに引きずり込む様な陰謀でもはたらいているんですか。


 仮想大宮では、ある方にあるアイテムのあるトラックを審議して頂こうと思っていたのですが、肝心の本命アイテムを軟禁所に忘れてきてしまったので果たされませんでした。うわあん、Псиのばかばか。


 行きと帰りと、電車の中でとぼとぼとマイネリーベをプレイ。やっとカミユを倒したという激遅ペースのПсиは、まだナオジのあんなシーンやオルフェのアレとかのお話にはまだ混ざれないのです。うわあん、うわあん、早く終わってお話したいよお。>私信

 ちょっと、Псиが年明けまでにマイネリーベで何人倒せるかトトカルチョでもやってみましょうか。もう「0人」の選択肢は無いので、「このまま1人」か「5人全員」か「更に頑張って6人」かのどれか。もちろん、2〜4のどれかでも可です。
 ええと、マイネリーベを知らなくても数さえ数えられれば応募できるので、皆様奮ってご応募ください。当選された方の中から抽選で1名様に呪われそうなルーイ様SSを進呈します。seraphita@mail.ruでもseraphita@dark-angel.jpでもお好きな方へ。なんて、何気に新しいアドレスをカミングアウト。

 ちなみに、ПсиもS.O.S.では内山里奈派です。深田恭子のアイに狂っておかしくなっていく様も大変素敵ではありますけれど、滝沢秀明謹製うどんを捨ててしまった時点でさようならです(そういう理由?)。
 それにしても、S.O.S.の話題で本当に繋がるなんて。ちょっとびっくり。>再度私信


 今週はイヴェント準備週間、そして来週はいつにも増して密度の濃い年末になりそうです。がんばるぞお。

 

平成15年12月20日 { 疲れ果てた }カラダ横たえ、{ 目を閉じて }{ 今日を }思い返す。

 体力測定に行ってきました。冬のプチ体力測定in仮想渋谷O-WEST。メトロノームのライヴに参戦するのは秋のツアー以来だったので、はっきり言って最後まで立っていられるか不安。もっとも、今日はワンマンじゃないし・・・なんて青写真も、対バンがshulla、そしてOpening ActがMASKという辺りで不安さ増大。Shullaは前にイヴェントで見たことがあるので良いとして、MASKはファーストコンタクト。MASKがOpening Actだと知ったのが今日だったのでMASKについて何の予習もしませんでしたが、それはそれとして楽しみにしつつ。
 のろのろと仮想渋谷入りし、メトロノームが最初かなあ、たぶん最後だろうなあ、なんて勝手に出場順を思い浮かべながら「どのバンドですか?」「メトロノーム」と殺伐としたやりとりを済ましてハコに入って。最初は出場順について考えていたのに、その内年末年始のスケジュールを思い出して勝手に鬱になったりとか、それはもう祐巳並みの百面相っぷりを発揮している間に開演時間が来たのでした。


近未来的幻想空間-渋谷激情031220-[MASK/Shulla/メトロノーム]
 総合 :☆☆☆**
 MASK :(初)→★****
 Shulla :☆****→☆☆***
 メトロノーム :☆☆☆☆☆→☆☆☆☆☆

 MASK
 あと3回ポケモン進化をすると蜉蝣になれそうな印象。なんて思って今検索してみたら、蜉蝣もMASKもどちらもLoop Ashで、それ以前気になっていたギターの未散みたいなヒト本当に未散だったことに本気で驚き。すごい、生未散見ちゃいました。
 感想ですが。たぶん、容赦無く感想を書いてПсиが一時の快楽を得るよりも、Псиがコトバを飲み込むことで誰も傷つかないという道を取った方が、世間的にはどう見たって有意義だと思うです。要するに、地雷を避ける為にノーコメントということで、あとはお察し下さい。さようならMASK、また逢う日まで。

 Shulla
 MASKを観ている間、「このヒトたち、絶対座ったら歌えないんだろうなあ、動かないとゼンマイが切れるんだろうなあ」なんて考えていて。座って歌っても場が冷めないくらいにすごいヒトたちが見たいなあと思っていたら、Shullaが全員タキシードで全員座って演奏を始めて、なんというか本気で吃驚。
 普通に素敵だと思ったです。上手いし。アコギの弾きっぷりが素敵でしたし。2曲演奏して「今日はこんな感じでずっと行こうと思います」とMC開始、そして「Shullaをやっていて辛いと思った、でもShullaをやっているからこそ楽しいと思うこともある」といった感じのMCの後に・・・ええと・・・まあ、知らない曲なんですけど。結構な尺の曲を演奏しまして。静かに演奏しても、高音の丸め込み方・・・というか高音の掠れ方が良い方に作用していて。本気でCDが欲しくなりました。その次、4曲目の途中で突然「共に、手をあげて下さい」とか言い出し、戸惑いながらもオーディエンスが手を挙げると「共に、手を打ちつけて下さい」・・・あー、いつも(推定)に戻った
 静かな演奏も暴れた演奏も素敵だと思ったのですが、最後の曲がシンクロ+煽りばっかりXの「オルガスム」を彷彿とさせる感じだった為、かなり評価が下がりました。長い。長すぎます。その時間で1曲でも多く曲を聴きたかったです。突然2F席に現れて煽り始めたり、入口からオーディエンスを割ってステージに突入したり、客席に素でダイブしてしまうくらいに前4/5と後ろ1/5で全然反応が違ったのはわかりますけれど。
 何曲目だかの途中で、こんなコトバが。「Shullaのファンは一緒に歌って下さい。メトロノームのファンは・・・えー、メトロちゃんは・・♪ラララで」その後、客席は歌詞あり歌声とラララのハーモニーが奏でられ、最終的にはヴォーカルまでラララで歌い始めて客席一同大爆笑、とか。

 煽りパートが長くさえなければ、普通に☆☆☆★〜☆☆☆☆くらいの評価だったと思うので、次に期待。まずCDを買うかも。

 メトロノーム
 新曲「ドクター」を交えながら、大体思った様な選曲。打ち込み主体の性か数曲毎に長めのMCが入るですけれど、MC自体が面白いのに加えてクールダウンには丁度良い長さで、セカイは上手く回っているなあとか。
 「はじめましての人の為に説明すると、僕たちは未来から来ました。ええと・・・何年だっけ?(客席:2005年)・・・ええと、2008年から来ました。延びたでしょ。延びたでしょ」と知らない内に設定が変わっていたり、「2バン+MASKさんのライヴ、楽しんでるか〜い!?」と煽ったフクスケが「MASKさんって言ったんだったらShullaさんも言えよ」と自分突っ込みしていたり、「Shullaさんと仲良くなる為に顔に修羅と書いてみた」とか言っているフクスケの右頬には確かに修羅と書いてあったりとか、シャラクがものすごい笑顔を浮かべながら客席に押し付ける様に中指を立てた後、「みんなが大好きです」と言い放ったりとか、いつにも増してぶっ飛んでいました。
 「不機嫌なアンドロイド」で本編終わり、アンコールは「φD-SANSKRIT」一曲。対バンあり=ワンマンよりも曲数が少ない所為か、そんなに疲れはありませんでした。今日のプチ体力測定を無事に乗り切ることができたことで、来年の東名阪ツアーに向けて自信が付きました。がんばるぞお(月も星も無い渋谷の夜空を見上げながら)。


 ライヴ前にCD屋さんへ行きました。LUNA SEAのクリップ集「ECLIPS I+II」が新品で\2,500だったので買いました。「回顧録」の1と3があったので買いました。アイテムを買わずに倹約している所為か、たまにショップに来ると無性にアイテムを買い漁りたくなるんですよね。気をつけないと。
 とりあえず、これでいつでも「BELIEVE」「IN MY DREAM-WITH SHIVER」を見ることができると大喜び。あ、あと「SHINE」も「gravity」も見られる。わあい。

 

平成15年12月17日 本当のキモチじゃないなら、どんなことも・・・もう、しないでよ。

 Anti-Virusソフトの所為ではなかったのかもしれない。もうマシン自体が駄目なのかも。
 新しいマシンを入手できるのは渡りに船のお話ですけれど・・・すごく面倒なことになりそうな予感。

 

平成15年12月16日 This time come to { [ love + hate ] | [ dead | alive ] } @ 時計の針が言う。「ついておいでよ」と。

 というわけで、今日は昨日お話した、駄目な18kゲームについて・・・と思いましたが、シミュレーション部分がメインだというのにオープニングでケチをつけたら話にならないと思ったので、もう少し続けてみることにします。公式サイトを見てもストーリーにはほとんど触れていないので、たぶんそういうゲームなんだろうなあ、と。
 なんのゲームかというとこのゲームなのですけれど。懇意にして頂いている方からの\3,000一袋セットの中の1つとしての入手とはいえ、一応お金を出したゲームなので、ネタになるならネタにしてみようかと。


 変なDVDを見たせいで寝込みそう。


 第二回ルーイ様争奪耽美大戦勃発。どんなの?
 現在、Псиは「帰るぞ。供をせよ」と命令なさるルーイ様の御姿に、涙を飲みながら手を振って脱兎の如く走り去る日々を送っているのです。というのも、今回はルーイ様をラスボスとして見立てているのですよ。受難の日々、Псиのルーイ様への思いは尚一層募り、いずれすべての障壁が無くなった時こそずっと抱えてきたルーイ様への思いが(略)
 なんて妄言はさておいて、エドのエンドについてですが。確かに思うところはたくさんあります。ただ、今回も全員コンプリートするつもりでプレイしているので、今はちょっと誰かのエンドを思い出したくないのです。少し時間が空くとは思いますが、エドを倒した時か、全員倒した時にでもエドのエンドについてお話しようと思います。>長すぎる私信

 それにしても、「やった、虹野を倒した!!」は衝撃的な台詞だったなあ。

 

平成15年12月15日 「祈りが・・・届いたのか・・・」目の前に、記憶の侭のキミが居る。

 いろんな回避手段でメモとニュースをやっつけてきた為、「今日まで累計10日ほどPCのOSが飛んでいました」と言っても誰からも信じてもらえないПсиです、こんばんは。
 上書き再インストールを繰り返すこと数回、XPなので5月30日問題に引っ掛かることも数回、セーフモードでシステムに入り込みながらアプリケーションやいらないものを削っていき、eTrust Promotional Editionを消したところで正常に起動する様になりました。フリーのアンチウイルスソフトとしては超強力、Nortonほど過保護+甘々チェックじゃないという触れ込みだったので、是も非も無く導入していたのですけれど・・・。こういう時にフリーだとどうにもなりませんよね。サポート云々とかじゃなくて、誰に言っても「フリーのAVソフト?そんなもの入れるから」で話が終わる辺りが。
 結局、現在はNortonさんに頼っています。どうしてNortonさんはeTrustよりスキャン速度が遅くて負荷がかかるのかな。・・・主語と述語を逆にしても、やっぱり接頭辞は「どうして」なのですが。もういいです。AVソフトは付け焼刃の知識で何かをしたりするべきじゃない、と完全に試合放棄。頑張れNorton、さようならeTrust。

 リカバリ自体が面倒な環境なんてものが隣にあると、何をする気も起きなくなって。数時間チャレンジしては脱落というのを繰り返した後、まるでアルコール依存症患者がキッチンでワインをボトルで喇叭呑みするかの如く、ゲームに走ったわけですよ。
 でも、キングダムハーツはムービー直後にセーブポイントが無い上、敵の攻撃が強力すぎて死亡というサイクルを繰り返したのとピーターパンの性格が許せないのとでやる気をなくし、シスプリ2はスケジューリングを本気で考え出すと1日に何時間もかかるせいで、やっぱりやる気をなくし。というか主人公の出す選択肢が理不尽すぎ


 また.hackでもプレイするかなあ、でもゴブリンイヴェントが鬱陶しいなあ、と娯楽であるゲームすら見限り始めた時。急に、Псиの頭にひらめきの迸りが訪れたのです。Псиは、そんなぬるいゲームをプレイしている場合ではないのです。Псиは、もっともっと厳しい環境に身を置き、自分を鍛え、そして今自分に降りかかっている全ての火の粉を吹き消さなければならないのです。
 Псиが。かつてのПсиがそのゲームのストイックさに痺れ、泣きながら全キャラコンプリートを達成したあの日。きっと、Псиがもう一度コンプリートをした時に得るヨロコビは、かつてのものとは違っている筈。でも・・・それでも、何かを得られるに違いありません。ПсиはPS2の電源を切り、そしてゲームソフト棚の一番奥にしまってある鍵付きの箱を取り出しました。
 このゲームは、今のПсиを救ってくれる。Псиは、このゲームで救われる。そう呟きながら、Псиはそのゲームを箱から取り出したのです。そのゲーム・・・そう、

耽美夢想 マイネリーベ

 このゲーム、パッケージや公式サイト等からの情報だけを見ると、グラフィックが由貴香織里先生なときメモGirl's Sideとか、アンジェリーク+ときメモGirl's Sideといった辺りで帰結してしまいますが、表層で語れる部分にこのゲームの本質はありません。登場時の「ときめきメモリアル」が見かけと裏腹にとんでもなく奥深いゲームだった様に、マイネリーベもまたプレイしてこそ奥深さが判るゲームなのです。
 システム的にはときメモ2.5と言ったところでしょうか。3の服装システムがもっと大雑把で、行動内容も従来通り。その代わり、女友達にもデートと爆弾の概念があるとか、男性に何かを頼まれると「私の方が適任ですっ」と女友達が割り込んでくるとか、そんな素敵フィーチャー満載

 そして、なによりもこのゲームのストイックさを決定付けているのは、セーブが自由にできない点にあると言えるでしょう。ときメモシリーズは休日にセーブを行うことが可能ですが、このゲームは休日の夜に勝手にセーブされてしまいます。それだというのに、セーブスロットは1つだけ
 デート中の選択肢を誤った時、電源を切れば前の休日まで戻ることができます。でも、この週にランダムで発生した「一緒に帰る」関連で上がった好感度も全部消滅。だいたい、服装の選択ミスくらいならまだしも、場所の選択ミスなどの場合にはそんな近い過去に戻ってもどうにもならないわけで。他にも、爆弾が爆発したことを知った時の絶望感なんて、コトバにできるものではありません。だって、爆弾が爆発したのに、前の週にしか戻れないのでは、どんな修復も不可能じゃないですか。コンシューマのときメモは声と多様性を得て難易度を下げる、という様に進化していきましたが、マイネリーベはシンプルさをそのままに緊張感を高める進化をしたと言えます。
 正直、セーブスロットは幾つか欲しい(クリアデータはクリアデータで持ちつつ、また新しく始めたい)ところですが、このゲームはそんな甘えを許しません。でも、そんな厳しいゲームだからこそ、アンジェリークも吃驚なくらいの言い回しの数々が生きてくるのだと思うのですよ。

 鍵付きのボックスからマイネリーベを取り出して。電源を入れて。GBAのくせに妙に表示が遅いタイトル画面などを見て。入学式が終わって。授業終了後の校門に、エドが、ナオジが、ルーイ様が
 ルーイ様
 ルーイ様(どうしましたか)。

 Псиは、かつての初回プレイの時の進め方を、そっくり真似ることにしました。Псиの初回プレイ、すなわち逆境プレイ。最初は何も考えずに八方美人に展開し、誰にも電話をかけず、成績をひたすらあげて。そうすると女友達絡みで秋頃に爆弾が爆発するので、そこから一気に巻き返す、というもの。狙ってそうしているとはいえ、逆境に打ち震えながらも高みを目指すヒロインちっくな気分になれて、変に気分が盛り上がること請け合い。
 それに、自由度の高いときメモシステムだからこそ、こういう自分シチュエーションを作るのが楽しいのであって。そんなわけで、再びマイネリーベに没頭の日々の予感なのです。あ、いわずもがなですが、逆境プレイでイヴェントCGコンプリートとか考えない方が良いです。というか無理。たぶん。

 メトロイドFUSIONが終わったので、GBAがてもちぶたさんになるところでしたが。これで仮想電車等での移動の時も退屈しなくて済みそうです。
 ただ、軟禁所だろうと仮想電車だろうと、いちいち台詞やアクションに微笑を浮かべてしまうこと必至なので、パブリックスペースでは大手を振ってプレイできないゲームNo.1ですけど。でもいいもん。カミユの電波っぷりが見られれば、Псиはそれで幸せ。ルーイは?


 やっと安定稼動を始めたPCに「隠れ月」を突っ込んだПсиは、さっさとどこかへ消えてしまえばいいと思います。そうそう、あと1本、変な18kゲームを始めようとしましたけれど、お話があまりにもアレだったので、たぶんもうプレイしません。詳細は後日。

 

平成15年12月06日 夢の狭間でボアズを口に咥え揺れる胸もカラダも永遠に操られて

 ネタで何かを買っちゃうことってあるじゃないですか。どう考えてもアレなCDを期間限定だから買っちゃうとか。Псиとしては風化必至の企画ものや商品ソングCDの類が嫌いということがあって、そんなものはなかなか手に取らない筈・・・なのに、気づけば購買動機が「駄目そうだから」以外に有り得ないものばかりで部屋が埋め尽くされているのはどういうことですか。
 そんなПсиは、中古CD屋さんでジョビジョバの「しあわせの勝ち組」DVDを買ってきたですよ。\500。Псиはジョビジョバが好きです。どれくらい好きかというと、全員が別々の事務所に別れてとっくに自然解散になっていたことを最近まで知らなかったくらいに大好きです。いえ、TBSの深夜番組とかは結構見ていたですよ、これでも。
 これは、どうやらシングル「しあわせの勝ち組」のクリップ+αということらしいのですが・・・見ていて唖然。秋元康プロデュースって、秋元康はこんなにぬるいのをゴーサイン出すんでしょうか。というか、そもそもジョビジョバはこれ見て満足したんでしょうか。すごく面白くないんですけど。観ていると怠惰に時間が潰れていくんですけど。謎。
 救いの点は\500という正常な評価を不能にする価格。好評価でも「\500だし」、悪評価でも「\500だし」。そうそう「\500だったのに」なんてアイテムには逢えない今日この頃、ココロのさようならリストにまたひとつアイテムを追加。ジョビジョバのライヴ見たいなあ。DVD、どこかで安く売ってないかなあ。

 しまった、別にジョビジョバ追悼なんて話をしたいわけではなくて。今日、ゲーム屋さんに言ったのですよ。ある方からゲームをひとつおすすめされ、ある方からゲームをひとつ強要され。そんなわけで、中古ゲーム屋さんから量販店から回っていたのですけれど・・・ええと、PS BestとかPSOne Bookとかって廉価版は新品でも店頭に無いものですか?探し方が悪いだけなのでしょうか。Best陳列棚はシンプルシリーズの部分集合と化してますし、お目当てのゲームはその中に無いし。
 仕方が無いのでふらふらとお店を彷徨っていたら。年明け頃に買おうと思っていた、購入を強要された方のソフトを発見してしまったのでした。そこそこはお手軽な価格で、ソフトのパッケージの後ろに無駄に厚い箱がついている点から限定版だと見て取れて、お財布を見たら充分射程圏内で。相当な葛藤の後、Псиの中の天使と悪魔が舌先でキスをしてしまったので、\2,980でそのソフトを買ったのでした。

 軟禁所に着いて、PS2からキングダムハーツを抜き、そのゲームをセットして・・・オープニングムービーが・・・・

「兄さま、これからもヒメの愛情で、
「お兄さま、
「お兄たま、
「兄君さま、
「兄や

 うわあああああああ!!!!!このオープニングムービー、前作程の破壊力は無いものの、発言がいちいち(略)
 ・・・何を言おうとしても「(略)」を外せない、臆病なПсиをゆるしてください。どうかぼくだけはたすけてください。あんなおわりかたはしたくない。
 現在「シスタープリンセス」というコトバが持っているポテンシャルがどれだけのものか、Псиにはわかる筈もないのですけれど。少なくとも、Псиが「シスタープリンセス2」について意見した結果危険な目に遭う確率は、Псиが何も知らずにUNDER CORE PRODUCTION辺りのバンドを叩いてしまって危険な目に遭う確率よりも遥かに高い気がするのですけれど・・・なんででしょうね。ヴィジュ好きの巻き起こす恐いことなんか、今まで飽きる程見てきたのに。・・・あ、だからか。前者の恐さは目の前で起こったことが無いから無気味なんですね、きっと。

 というわけで、シスプリ2を今更買ってみましたが・・・下調べによると、前作に比べてずっと長い上に演出があざとすぎるそうなので、シスプリ1をなんとか一周という奇蹟は望むべくもありません。きっと、もう二度と話題にも上らずに消えていくことでしょう。
 ・・・一応、これを買ったのはちょっとした目的があるです。とか、フラグだけは立てておいて。


 Псиの祝福は黒くなんかないですっ!!ぷんぷん。言うなれば紫色。下手をすると欲求不満カラーと詰られ、「紫の薔薇」なんて言った日にはViolet U.K.よりもガラスの仮面で共感されそうな不遇な色。そんな、鮮やかな紫の。
(注:Псиの送信する祝福の色は、対象によってまちまちです)


 今日の日記は日記っぽく無意味だなあと思っているところへ、テレビでは「近代的コスメ唱歌」のクリップ。シスプリ2はどうしましたか。キングダムハーツは。そんな自責のすべてをスルーしながら、Псиは夢に堕ちていくのでした。

 

平成15年12月05日 リアルさに壊れた快楽は「死のbed」「(隣に)utopia」

 いや、入金はまだですよ?と、何気に昨日の話を引っ張りながら。
 今日はちょっとお酒などを呑んでみた為、余計なことをぐねぐねと考える病を患っているのです。よって、超絶短縮版。ええと、2chのヴィジュ板ニュース速報スレを見ていたら、こんな話が。

966 名前:Nana 投稿日:03/12/05 21:53 ID:eUv+QMLO
清春がソロライブで
百合の花束、マゾヒストオルガン、イフ、優しい悲劇、至上のゆりかご、ミザリーを演奏。

 ・・・すみません、Псиの大好きな歌ばっかりなんですけど。Masohist Organ・・・if・・・Misery・・・うわああああ(嗚咽)。
 でも、人時はいないんですよね。臣も。果たしてこれは有りなのか無しなのか、ぷりーずじゃっじ。その間にПсиは寝ます。おやすみなさい(最低)。

 

平成15年12月04日 「不条理の世界」「判別不能」→{背徳の}戯言でコーティング

 「近代的コスメ唱歌」はヴィジュ系アイテムレビューのタイトルだったのに。・・・もっとも、これ以上連番を増やしても仕方が無いので、ダウンサイジング慣行。というわけで、今日は映画「UNDERWORLD」について。
 ちなみに、当日はあまりにも体調が悪くて朝早くに目覚め、「いたいのとんでけ〜、きもちわるいのとんでけ〜」と念じながらWebを閲覧したり雑誌を読んだりだるだるしつつもそんなことで体調が改善されるわけもなく勢いに任せてお外へ出たらそれでもなんとかなったはなった、という素晴らしいコンディション。そんなことを念頭に置くと良いかもです。

UNDERWORLD
 総合評価:★★★★☆
 雰囲気 :★★★★ 
 ゴス度 :★★★★☆

 あなたは知らないかもしれない。もしくは、完全にフィクションとして現実から切り離しているのかもしれない。しかし、それは実在する。ヒトと同様に知能を持ち、不死のチカラを備えた存在は、陽気に太陽の下を歩くヒトたちの知らないところで確かに存在している。
 吸血鬼(ヴァンパイア)と狼男(ライカン)の抗争には、果てが無いかの様に思えた。現在のヴァンパイアのリーダーである「クレイヴン」がライカンの君主「ルシアン」を討ち取って以来、ライカンは巣を持たず、単独で行動する様になった。
 数もチカラも圧倒的にヴァンパイアの方が勝っている。このパワーバランスに乗じて・・・あるいは、数百年前から行ってきた生活を続ける様に・・・ヴァンパイアの多くは戦うことなく日々を怠惰に過ごしていた。

 処刑者「セリーン」は、城に溢れた腑抜けのヴァンパイアを横目に、今日もライカンを狩りに行く。地下鉄に現れたライカンと戦う内、ライカンがある人間をターゲットとして動いていることを知る。その不幸な人間・・・マイケルに、容赦なくライカンの手は伸ばされる。セリーンはマイケルを捕獲し、ライカンから遠ざけるが・・・

 ヴァンパイア最高。と、およそ天使が発するとは思えない感想から始まるわけですが、とにかくヴァンパイア側の衣装(ゴスだのボンテージだの。とにかく黒系)、住まい(城に大群で棲んでいる模様)、何から何まで最高です。劇中に何度か出てくる「応接間で繰り広げられているヴァンパイアの狂宴」な様など、おそらく属性が合えば死ねます
 また、話も話で、前半は重苦しい雰囲気+主人公セリーンの顔アップという下手な映画でやったら入場料返還デモが起こる演出ですが、セリーンが長時間のアップに耐えられるだけの顔をしていること、及び雰囲気は重いままアクションの緩急はしっかり付いている為、長時間の緊張に耐えられるヒトなら普通に楽しむことができる筈です。

 惜しむらくはライカン側がベーシックな黒レザーではなく明らかにパンキッシュだったらもっと雰囲気が出たと思うのですが、別にベルベット・ゴールドマインやロッキー・ホラーショウを見に来たわけではないのでそんなことは置いて。
 とにかく、冒頭のセリーンの長いマントに泣くといいです。周囲から浮いてさえいなければ美麗だったSPAWNのマントよりも強力。

 ここからはネタばれ風味ですので、いつもの通りで。ネタばれと次の話題の境界線へ向かって、いざ進軍(意味不明)。

 Пси、「変な事件を通じて出会った男女が突然恋仲に陥る」類の話が大嫌いなのです。なので、セリーンとマイケルが出会ってから間違ってもラヴシーンなんか出てきませんようにと念じながら見ていたのですけれど。そんなのは全く持って取り越し苦労だったので、とても安心しました。
 また、ストーリーのメインに関わる「ヒト」がマイケル一人だけで、他にはほとんどヒトが登場しないのも素敵。登場しないというより、メインの話には関わらないと言った方が正しいかも。

 基本的にアクションシーンは「ヒト型+銃」同士の戦いになるのですが、たまにライカンがヒト型+変身後ライカンに化けたりすると、戦いの運びがまるで変わってしまう辺りも。特に、最後の最後のガチ勝負は普通に圧巻。
 話の終わり方は「天使禁猟区」状態。つまり、何も解決はしていないけど、話はちゃんと終わっている様な終わり方。勧善懲悪では無いってことですね。この、どうなったのかを考えさせる様なエンドは大好きなのですけれど、パンフレットによると続編の製作が決定だとか。・・・べた褒めのUNDERWORLDにあえてケチを付けるとしたら、続編が前提であの終わりは嫌だなあ、と。
 ともあれ、ヒトが殆ど絡まない吸血鬼映画であるUNDERWORLD、Псиはいっぱいお薦めです。


 ライヴが4本、イヴェントがいくつか、、そんなに色々と控えたПсиはとてもお金がありません。ですので、惑星ピスタチオのDVDセット初回版も買うことができないのではないかと心配しています。初回で購入するとおまけが付いて来ると聴いてはいますが、この時期に\26,000の出費というのは2003年と共に滅べと言っている様な仕打ち。前から知っていたならなんとかなったかもしれませんが、さすがに今回は気付くのが遅すぎました。
 それでも、おまけDVDというのが気になります。これは、家庭用VTRなどで録画した公演風景などをDVDに焼いたもの。何種類かあって、その中からいくつかをチョイスするカタチになるそうなのですが。

 もう、Псиには無縁のもの。そうは思いながらも未練がましくディスクリストのページを見たら・・・・・ああああああ。レコンキスタ!ロボ・ロボ!WORLD!ああああああああああああ(どろどろ)。
 この中から、この10枚の中から5枚だけ選ぶなんてっ!なんて残酷なっ!っていうか、Псиには関係ないですけどっ!買えませんけどっ!思い切りごはんを減らしたりすればなんとかなりそうですけどっ!無理すれば頑張れそうですけどっ!

 明日、入金してこようと思います

 

平成15年12月03日 くるしく...は..ない..........か..ら.............もう......なか..な....ぃ...........ぇ.......................。

 考えてみたら、「ark」「ray」の頃のHYDEの歌詞には光を捨てて闇に堕ちる様なものがたくさんあるわけで。それは、Gacktがことある毎に話す「アウトロー」よりも、ずっと現実離れしていて、ずっと感情移入がしやすくて、ずっと物語として素敵だと感じていて。だから、Gacktの書いた話にHYDEが出てくる、ということにいろんな期待を抱いていたのだと思います。
 実は、「MOON CHILD【鎮魂歌】レクイエム篇」の感想はどこかで書いていたりしますけれど、後から考えてみたらネタバレと感想が普通に同居+長すぎというアレなレビューな気がしてきた上、映画のエンドに感動したヒトから剃刀.jpgを送りつけられるの必至なので、レクイエム篇レビューRewind。またの名を特徴列挙。


MOON CHILD【鎮魂歌】レクイエム篇
 総合評価:★★☆
 文のクセ:★★★★★
 謎の演出:★★★★★
 腐女子度:★★★★★
 ガクハイ:(零)

 どうしてやおいがすぐにカラダに走るのかといえば、カラダが絡まないやおいは「友情モノ」で括られるからと勝手に思っている、その道のつはものからは鼻で笑われそうなПсиですが。小説版は正にちょっとの妄想の後押しで容易にやおいになり得るお話です。それくらい、リンと孫の友情は固いものとして描写されていますし、悪く言えばあまりにもべったり
 もっとも、ショウ(Gackt)の出番は大変少なく、ケイ(HYDE)の出番はもっと少ないです。その為、Gackt×HYDEを期待して読むと強烈な肩透かしを喰らうので要注意。むしろ、小説では愉快なドレッドヘアーアレな日本語刺青なヒトをはじめとした、ふたりの周囲に居たヒトをクローズアップ。孫の義心会入りの思惑もちゃんと語られており、嬉しいヒトには嬉しさ満載。

 問題点を挙げるとしたら、独特すぎる文体でしょう。この本に関しては、間違ってもゴーストライターの存在は有り得ません。「ナンだよ?」「別に・・・。今度、是非その彼女と逢わせてもらいたいナ〜なんて思っていたからサ。」という波線とカタカナ満載の会話が駄目なヒトは、まず読まない方が良いかと。更には、話がある程度進むとリンの手書き日記が現れるのですが・・・慣れるまでは恥ずかしくて仕方がありませんでした。慣れても恥ずかしいですけど。この辺になると説明が困難なので、嫌な予感を感じなかった方は体当たりしてみた方が話が早そう。
 もっとも、アクションとヒトの生き死にが中心だった映画と違い、人種の対立とかの話がメインになる為、映画よりは複雑なお話になっているわけですが、この文体のおかげでそんなに複雑さを感じずに読めるというのは評価できるのかも。
 あとは・・・別にこの小説は映画の補完というわけではなく、小説単体で充分成り立つお話なのですけれど。映画では語られなかった部分が多々ある、というところを嫌うヒトは嫌うかも。Псиも映画単体では評価は最悪でしたけど、小説を読んで溜飲が下がった点も多々ありますし。

 とりあえず買おうかどうか迷っているヒトは、立ち読みで後半のGacktインタビューを読むと良いかもです。ただし、インタビューを前から探すとうっかり魔法が解けてしまうおそれがあるので、一番後ろから探すと吉。
 Псиは解説やあとがきを読んでから小説を読む、という読み方をしないので、このインタビューがあとがきや解説と並び立つものかは判りません。でも、かなり参考にはなる筈です。映画のラストに関する衝撃のコトバもあったり。
 最後に、\1,900という価格ですが・・・どうでしょうね。それだけの価値が無い、なんて言う気は全くありません。ただ、そもそも\1,900って価格自体が敷居を高くしているとは思うです。この装丁でそんなに高くなるのかな。


 今日はトリビアの日だとわかっていたのに、なぜか同時に木曜日だと思い込んでいました。結局トリビアも見られませんでしたし。もうなんだか全然わからなくなってきて、自我すら危ういので寝ます。オーバーに言っておけばなんでも許されると思っている内はコドモ。わたしはひつじ。。

 

平成15年12月02日 どうかぼくだけはゆるしてくださいどうかぼくだけはゆるしてください

 というわけで、立ち眩みや胸に蟠る不快感を乗り越えながら、ただただПсиはお話を続けるのです。こんばんは、Псиです。最近、あまりカラダが本調子ではありません。いよいよ714年分の不節制のツケが回ってきたかと一瞬思いましたが、何もПсиは最初からこんなだった筈ではないので、悪いのはすべて都会なんですПсиは都会の病なのです東京には空が無いのです、と責任の無い何かの所為にしてみるあそび。

 そんなПсиは、ふらふらしながら「あなたの隣に誰かいる」と「ハコイリムスメ。」を観たです。今期のドラマは大変微妙で、でも前期よりは数倍微妙なラインナップなわけですが、その中でアレな注目だけをひたすら集めそうなドラマ2つを(ほぼ)毎週観てきたのでした。
 「あなたの隣に誰かいる」は、フジテレビがゴールデンに投入したサイコ系ドラマ。世間的にはB'zがOP、Tak Matsumoto featuring 稲葉浩志という点が重要なドラマでした。このドラマ、話の整合性を考えたり詰めたりするよりは、とにかく表層だけを観るのが吉なドラマ。ゴールデンの放送なのに蛇口をひねると緑色の水が流れ出すとか、ガソリンをかけられたヒトが生きたまま焼かれて皮膚がただれていく様とか、地下室の柩を開けるとミイラ化した死体とか、ともかく色々と容赦の無い演出に、Псиはかなりしびれてみたり。
 先週で人間関係のどろどろっぷりは解消し、最終回2つは真相解明+最後の詰めということで一気に胡散臭くなるのではと思っていたのですけれど、案外そうでもなさげでした。怖いお話で一番の核心になるのは、行き違いになっているヒトのココロだと思うです。あるいは、それを乗り越えてポジティヴに事態を見る様になったところで、それを上回る恐怖に圧倒されるとか。基本的に恐怖は理不尽なものなので、どれだけ理性的に(あるいは感情的に。もっといえば人間らしく)対処できるかが問われると思うです。・・・なんて風呂敷の拡げ方をするとたたむことができなくなるので、この辺で解った様な話は終わっておくことに。
 ああ、あと、いかりや長介さんが今回から急に声が潰れてしまって。具体的には、全体的に声がくぐもって聞こえる上、「た行」などの高音が鼻から抜けて完全に潰れてしまっていて。明らかに台詞を壊してしまっていて、とても残念なのと悲しいのと。いかりや長介さんの雰囲気は、あの長いキャリアでこそ醸し出せる味だったのに。先日、病気でお倒れになったのが利いたのか、それともやはり年齢なのか。そして相方の佐藤藍子さんも決して台詞回しが上手なわけでは無いことが判明してしまって、すごくアンニュイな気分になってしまいました。

 そんなアンニュイな気分で「ハコイリムスメ。」を観て、よりアンニュイに。そもそも姉妹ふたりとも三角関係に陥る上、ふたりとも両頂点の間を行ったり来たり

する様なドラマは、ちょっとПсиには辛いです。だったら見るなという話になるのですが、どうして観ているのかはПсиにも謎で、無理にコトバにするなら惰性で見てるとしか。
 主人公ふたりともが悲惨な状態で迎える来週の最終回、むしろどう収集をつけるのかだけが楽しみ。あ、あと、エンディングのLove Psychedelicoの歌も(そんなピンポイントな)。

 そんな毒ばっかり吐いているПсиが、ふらふらしながら映画を観てきたです。映画のタイトルは「UNDERWORLD」。これがまた・・・ええと、レビューは後日。どんどんレビュー予定を増やしている気が。一言だけ言っておくと、黒服好きは是非


 ぷっすまで、ユースケ・サンタマリアさんが怖い話として「せんぱい」とただ一言。これでREBECCAのMOONだと解ったヒトは・・・いっぱいいますね、きっと。

 

平成15年12月01日 目覚めても目覚めても出口の見えない冬眠を繰り返して→I always see you in my dream.

 26日に書いた清春フィギュアに関する日記をちょっぴり修正。修正といっても、箇条書きに補足と強調を加えただけですけど。何の気なしにSleipnirで昨日のお話を見てみたら、まあ見づらいことみづらいこと。やっぱり、アップ後のチェックをw3mで行うのは駄目ですね(当然です)。Cygwinを導入してw3mの快適さを知ってから、w3mでいろんなサイトを回るあそびがまいぶーむなのです。
 そんなПсиはキングダムハーツに興じながら、昔の伊集院さんの放送(UP'sの頃の馬鹿力)を聴くのがほぼ日課。どんどん逆行しているПсиは、やがてひとりBAROQUEあそびとかひとりアール・ヌーヴォあそびとかはじめるにちがいありません。わあ、画期的。どうやるんでしょう。

 そんな無駄話はさて置いて、最近本当にПсиの中で流行っているのが「廃盤あそび」です。ええと、要は廃盤CDを収集して聴くだけなのですけれど。ヴィジュ界隈がいくら歪んだ脚光を浴び続けているとはいえ所詮はインディーズ、廃盤率の高さは異常なものです。
 廃盤。結構すごいことですよね。メジャーに所属するも鳴かず飛ばず、今は真白なシステム手帳のダイアリーも音楽番組の出演で埋め尽くされる日を夢見ながら有線で自分の曲を1日10回リクエスト、なんてアーティストのCDが廃盤になるならわかるのです。メジャーに上ったってことはある程度以上の売上を期待されているでしょうし。
 でも、インディーズの場合、売れないCDを売りつづける自由もあれば、売れるCDを売りつづける自由もあると思うのですよ。なのに、どうして「5,000枚限定、再版予定無し」みたいな売り方をするんでしょうね。いえ、さっきの話を裏返せば、アーティスト/会社には売れるとわかっていながら売らない自由もあるってことなんでしょうけど。

 というわけで、「第2実験室 改訂版」ではじめてcali≠gariを知ったПсиとしては、cali≠gariのディスコグラフィを見るにつけ涙が止まらなかったわけです。デモテープ「第1実験室」「洗脳」「第2実験室」をはじめ、「第3実験室」「第3実験室 改訂版」「第4実験室」「第4実験室 補足版」「第4実験室 改訂版」「第5実験室 予告版」「第5実験室」「君が咲く山」「再教育-左」「再教育-右」「ブルーフィルム」「第6実験室 予告版」「第6実験室」・・・これらが全部入手困難。第6くらいならそこらの中古ショップで売ってますけど、それ以前のアイテムでは間違いなくプレミア価格が付くのは必至。
 かつて、cali≠gariの紹介として「マグロ」のクリップを流し、松浦亜弥さんを絶句させ、中澤裕子さんを思い切り引かせた回の「Mの黙示録」を見たヒトがうっかり間違えてファンになった奇特なヒトが、過去の音源の多さと価格を知ったら。一体どんな表情をするでしょう。

 たぶん、この問題の解答のひとつが「ファイル交換」じゃないかと思っていたわけです。ファイル交換で得られるのは、ある程度以上音質の劣化した音声ファイルのみ。たとえ音声ファイルと一緒にライナーノートのJPGとかを添付していたとしても、決してパッケージがそのまま再現できるわけではありません。
 ファイル交換というシステムは、廃盤率の極めて高いヴィジュ界隈では大変有効なシステムだと思うのです。これは、「アイテムを持っていない=楽曲を知らない」という当然の式をひっくり返し、「アイテムを持っていない→音源は所有している」という不思議な状態が生まれるわけで。これはますます「アイテム至上主義」・・・アイテムを手元にあること自体の価値・・・を上げることになると思いますが、それもヴィジュでは昔からの構図ですし、この動きは確実にCDの購買意欲を高める筈で。
 確かに、「Japan Count Downで流れていた山崎まさよしさんの「僕と不良と校庭で」があまりにも名曲なのでWinnyでげっと」という短絡的な考え方を実装しているヒトは倫理観以前に地獄の大釜でダンスでも踊るといいと思うですけれど、こと希少音源を流通させる手段としては有効なんじゃないかと思ったのです。希少音源だろうがなんだろうが、現時点では犯罪であることに変わりありませんが。

 そんな風に思っていたПсиとしては、Winnyで逮捕者が出たという報道に、なんともいえないキモチを抱くのです。その昔、Winnyがどの様にファイルを受け渡すのか調べてみたことがあったのですけれど、Winnyは近隣のノード(Winny端末)を伝ってファイルを転送していくため、自分が意図しないキャッシュを持つのはザラな筈。今回の逮捕は

 調べでは、少年はネットに接続した自宅PCと同ソフトを使い、任天堂「スーパーマリオアドバンス」とハドソン「ボンバーマンストーリー」などのゲームソフトを不特定多数のユーザーに送信可能な状態にし、著作権者の公衆送信権(送信可能化権)を侵害した疑い。また男性は同様に映画「ビューティフル・マインド」などの映像ソフトを不特定多数に送信可能な状態にした疑い。

 ということで、送信可能にした点が問題の様子。そして、問題が問題だけに自発的に送信したか、キャッシュに勝手に蓄積されて勝手にアップされたかなんて親切な判断は行わないと思うので、最悪経路上のヒトが軒並み逮捕なんて状態も。それにしても、逮捕前に警告とかしないのでしょうか。米国の著作権団体ですら、メッセンジャーサーヴィスで無差別に警告メッセージを流したりしていたのに。
 また新しい仕組みができるにせよ、ファイルのやり取りが完全に地下に潜るにせよ、しばらくは希少音源を簡単に得る方法が無くなってしまったことだけは事実。そして、臆病だったばかりにWinnyには手を出さず、本当に欲しいものをオークションで買っていたПсиは、結局逃げ切れてしまいました。それは、とても健全なことなのでしょうけれど、Winnyというある種の時代の象徴に乗れなかったのが・・・残念というと違うなあ・・・なんだろう。とにかく、なんとも言えないキモチになりました。まる。


 というわけで、その内オークションで購入した「第3実験室 改訂版」「第4実験室」「ブルーフィルム(2nd Press)」「第6実験室」と、ひょんなことから聴くことができた「第1実験室」をレビューしようと思います。間違っても楽しみにしないで下さい。

 

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